速筋と遅筋の割合は遺伝
筋肉には速筋(白筋)と遅筋(赤筋)がある、ということは多くの人が知っているでしょう。
特徴をざっくりまとめると、以下になります。
〈速筋〉瞬発力○ 持久力✕ 筋肥大・筋力○
〈遅筋〉瞬発力✕ 持久力○ 筋肥大・筋力△
よって
・マラソンが強くなりたけれぱ、主に遅筋を鍛える(心肺機能の向上も必要)
・ボディコンテストで良い成績を収めたければ、主に速筋を鍛える
となります。
速筋と遅筋の割合は、遺伝で決まっています。
鍛えれば各々強くなるけど、速筋が遅筋に変化したり、遅筋が速筋に変化することはない。
なので、生まれつき速筋が多い人は『瞬発系』、遅筋が多い人は『持久系』のスポーツに適性があります。
そうなると、『適性が無いと、いくら努力してもダメなのか』と悲観してしまうかもしれません。
しかし、ここで希望の光が!
中間筋(ピンク筋)の登場です😄
中間筋は速筋にも遅筋にも変化する
中間筋はその名の通り、速筋と遅筋の中間の性質を持つ筋肉です。
持久力があり、瞬発力、筋力も備えている、まさに万能選手です。
しかも、この中間筋、トレーニング次第で速筋にも遅筋にも変化するというスグレモノなんです❗
例として
遅筋30%、速筋20%、中間筋50%だとして
・マラソンのトレーニングに特化した結果、遅筋70%、速筋20%、中間筋10%になったら⇨マラソンの記録向上が期待できる
・筋肥大のトレーニングに特化した結果、遅筋30%、速筋60%、中間筋10%になったら⇨ボディメイクの向上が期待できる
・マラソンと筋肥大トレーニングをバランス良く行なった結果、遅筋45%、速筋45%、中間筋10%になったら⇨マラソンの記録、ボディメイク両方の向上が期待できる
あくまでも希望を込めた理想の話ですが😅
二刀流を目指すオッサンには、少しでも自分の目標に近づける可能性があれば、それだけで楽しく取り組める力になります💪
ちなみに、自分が速筋型か遅筋型かを調べる検査キットがあります。
検査方法は簡単で、綿棒で頬の内側の粘膜を擦って、検体を送ると2週間程度で結果が返送されるそうです。
自分の適性を知って、現在の競技に対するトレーニング方法を見直したり、将来子供にどんな競技を選択させるか等の参考として、興味のある方はご参照ください。
【ワークアウト記録】
12/9(土)脚 カーフ 三頭
12/10(日)10k現状把握走 49'05(4'55/k)
※現状把握走・・・タイムトライアルより、こう呼んだほうが精神的負担が軽くなるので😅